コンテンツマーケティングに取り組む企業の中には、SEOと混同して考えてしまっている場合も少なくありません。両者には明確な違いがあり、別軸として考えなければなりません。ここでは、コンテンツマーケティングとSEOを混同している企業の問題点に焦点を当て解説をしていきます。
コンテンツマーケティングとSEOは混同してはいけない
コンテンツマーケティングとSEOは同じではなく、違いは明確です。それぞれの違いや考え方について解説をしていきます。
両者の違いは明確
そもそもコンテンツマーケティングとコンテンツSEOを定義しておきます。
コンテンツマーケティングは、ターゲットに向けてユーザーに役立つコンテンツを提供し、企業としての信頼・売上アップを目指す施策です。
一方でコンテンツSEOは、検索エンジンで上位表示を狙い、自社サイトへの訪問数を増やし、売上アップを目指す施策になります。
両者は売上アップを目指すという点では共通しますが、アプローチの方向性が異なります。この点を正確に理解しておかなければ、後々施策を行う中で弊害が生まれてしまいます。
検索エンジンの評価とターゲットの評価は異なる
たとえSEOで成果が出て上位表示されたとしても、ターゲットにとって役立つコンテンツでなければ、大きな成果には結びつきません。
Googleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーにとって価値のある内容でないと評価がされず上位表示も期待できないというのが実情としてあります。ただ、検索エンジンの評価は完璧なものではなく、SEOのノウハウをしっかりと身につけたコンテンツが上位表示され、中身の素晴らしいコンテンツが上位表示されていないケースも多々あります。
コンテンツマーケティングで重要なのは、検索エンジンの評価ではなく、ターゲットとなるユーザーにとっていかに価値のあるものを提供できるかという点です。
SEOで上位表示されなくてもよい
結論からいえば、SEOを意識するよりも、ターゲットにとって価値のあるコンテンツを優先するのは間違ってはいません。たとえそのサイトが上位表示されなくても、問題ありません。
SEOを意識しすぎてコンテンツを作ってしまうと、ターゲットのニーズから逸脱したものができてしまうことがあります。これでは本末転倒になってしまうので、ターゲットを一番に考えることが何よりも重要になります。
あくまで取り組むべきはマーケティングであって、SEOではありません。そこを忘れないようにしておかなければなりません。
まとめ
ここまで、コンテンツマーケティングとSEOを混同してはいけない理由について解説してきました。そもそも両者は、最終的に売上アップを目指す点では共通するものの、方針が明確に異なります。
コンテンツマーケティングを推進していきたいのであれば、両者の違いを理解し混同しないようにすることが大切です。